火星大接近を目前に、7月28日は火星が衝となります。衝とは、惑星が太陽から180度離れた位置にやってくることです。
下に示した太陽系の図をご覧ください。太陽、地球、火星がこの順で一直線に並んでいます。地球から見た火星は、太陽とちょうど反対側にあり、衝であることがわかります。
火星と地球と太陽の位置関係 |
21時に火星が見える位置 |
7月28日の21時ごろ、南東の空をご覧ください。低い位置に満月があります。その右側に赤く光る非常に明るい星が見つかり、これが火星です。明るさは-2.8等に達し、赤く不気味に光る印象です。そして31日は、いよいよ火星大接近です。