金星が最大光輝 2018年9月21日

 9月21日は金星が最も明るく輝く最大光輝を迎えます。
 
 8個ある太陽系の惑星の中で、金星は最も明るく見える惑星です。その金星が最大光輝を迎えるのですから、明るさは相当なものです。この日の光度はナント、-4.6等に達します。金星の明るさを1等星に例えると、本来明るいはずだった1等星は、5.6等の明るさにしかなりません。

 
 ここで残念なのは、金星の観望期はとっくに過ぎていることです。上の星図は、東京で日の入りから30分が経過した南西の空を描いたものです。日没から30分しかたっていないにもかかわらず、金星の高度は8度を切っています。そしてこの後、46分後に沈んでしまいますから、観測しづらいのです。先に書いたように金星は非常に明るいので、見れなくはありませんが・・・。

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