日の出・日の入り時刻における金星の位置変化(2018年)

 2018年の金星は、新年早々1月9日に外合となって、以降は夕方の西空に見えます。金星は地球から遠いところにあるため、しばらく見かけ上の変化が乏しい時期が続きます。
 
 金星は年始から次第に高度を上げてきます。しかし残念ながら、あまり高くなりません。最も高くなる6月でも、日の入り時刻における東京での高度は30度に達しません。8月18日に東方最大離角を迎えますが、この時の高度は21度という低さです。

日の入り時刻における金星の位置変化

日の入り時刻における金星の位置変化

 秋になると10月25日に内合を迎えます。以降の金星は夜明け前の東天に見えるようになります。12月にかけて一気に高度を上げてきますので、夜明け前の空が華やかになります。

日の出時刻における金星の位置変化

日の出時刻における金星の位置変化