1月6日は金星が太陽の西側へ最も離れる西方最大離角となります。
内惑星が最大離角になると、太陽から離れて見やすくなるイメージがありますが、今回の金星に関しては、必ずしも当てはまりません。下の星図は朝の5時20分ごろに見られる南東の空の様子です。東京では薄明がちょうど始まったところですが、金星の高度は20度あまりしかありません。
日の出時刻における金星の位置変化 |
日の出時刻における金星の位置変化の図を見ると、既に高度が下がり始めています。そしてこの後も、下がる一方です。3月からは20度を切ってきて、人目に付きにくくなってきます。