ケレスといえば火星と木星の間を回る数ある小惑星の一つで、最初に発見された小惑星として有名です。また、小惑星の中では最大で、唯一準惑星に分類されています。
そんなケレスが5月29日に衝となって、観測条件が良くなります。衝とは惑星が太陽から180度離れた位置にやってくることです。衝になった惑星は地球へ近づきますし、太陽と反対側にあることから一晩中観測することができます。
ケレスの詳細移動経路 |
ケレスは今、へびつかい座とさそり座の境界あたりにあり、さそり座の1等星アンタレスから、それほど遠くない位置にあります。明るさは7.0等ですから、見るだけでも双眼鏡が必要になります。
詳細な星図とケレスの移動経路を載せておきました。観測される際の参考にしてください。