7月4日の夕方、水星と火星の間に月が割り込む形で、3つの天体が近づきます。
星図は19時40分に西の方角を眺めた様子です。水星と火星の間に月があり、3つの天体が接近状態です。間隔は、月と水星が2.6度、月と火星が2.3度、そして水星と火星は3.8度となっています。
しかし残念なことに、日没から39分しか経っていません。空はかなり明るいですし、高度も10度前後しかありません。月齢は1.6で月が非常に細く、目印になりそうにありません。また、水星と火星の明るさはそれぞれ1.5等と1.8等ですから、この時間帯に肉眼で見るのは難しいでしょう。
月の形 |
実際に接近の様子を観測するためには、もう少し時間を後にずらして双眼鏡を使うのが必須でしょう。