火星が地球から最遠 2019年8月29日

 8月29日は火星が地球から最も遠い位置にやってきます。
 
 太陽系の図をご覧ください。太陽を挟んで地球と火星が反対側にあり、火星が地球から遠い位置にあることがわかります。しかも今回は、火星が楕円軌道上で最も遠い位置付近にありますので、本当に最遠となります。地球との距離は2.6753AUで、これほど遠ざかるのは1987年以来32年ぶりのことです。そして今後は、47年後の2066年まで起こりません。

 火星はこの日を境に、2020年10月6日に起こる地球最接近に向けて、ジワジワと地球へ近づいてきます。この日の距離は0.4149AUですから、最遠時の距離と大きく違いますね。

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