今年3月10日に 「春と秋の三日月を比べてみよう」 と題し、季節よって三日月の光る方向が違うことを紹介しました。あれから半年が経って、秋になりました。改めて3月10日と、9月2日の三日月を比べてみましょう。当時の三日月を覚えていますか?
東京で月の高度が10度になる19時18分ごろ、西の空をご覧ください。低い位置に三日月が見えますね。
9月2日に三日月が見える位置 |
次に、下の画像をご覧ください。左側が今回見られる三日月です。これに対して右側は、半年前です。9月は右ななめ下方向が光るのに対し、3月は下側が光っていますね。
※できるだけ条件を同じにするため、輝面比が近い値になる日を選び、東京で高度が10度となる時間としました。
9月2日の三日月 |
今年の3月10日 |
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それから、月の大きさも違っています。9月2日は月が地球に最接近してから2日しか経っていないのに対し、3月10日は最遠となってから3日後です。このため見かけの大きさ(視直径)が、8.6%違っています。と言っても、半年も前に見た月の大きさを覚えているか、怪しいところですが。