今月24日に金星と木星が接近しましたが、28日は月が近づきます。
星図をご覧ください。日の入りから40分が経過した南西方向を眺めたようすです。まず目につくのは金星です。-3.9等の明るさで非常に明るく光りますから、薄明が強く残った低空でも、肉眼で簡単に見つけられるでしょう。木星は金星の右側からやや下方向へ、4.1度離れたところにあります。明るさは-1.9等ですが、こちらも肉眼で見つけられます。
また、月は木星の右下です。木星との間隔は2.2度と、接近状態です。しかし、月齢が1.7と月が細いため、意外と暗くて見づらいでしょう。直径の4%しか光っていないのですから当然です。双眼鏡を用意しておかれた方が無難かもしれません。
月の形 |
暮れなずむ夕空で3つの天体が接近してとても美しいですから、これを見逃す手はありませんね。なお、明日以降も接近イベントが続きますので、こちらもご覧ください。