火星がM8とM20に接近 2020年2月18日

 火星は10月6日に起こる地球との接近を目指し、少しずつ距離を詰め始めています。星座間を移動する火星は、現在、へびつかい座からいて座に入ってきたところです。そして18日に、M8とM20の間を通過し、両天体に接近します。M8は干潟星雲、M20は三裂星雲として有名な反射星雲ですね。
 
 下の星図は朝の5時ごろに南東の方角を眺めた様子です。火星は南東の空の比較的低い位置に見えます。下に示した拡大図を見ると、M8とM20のちょうど中間に、火星が位置することがわかります。

火星がM8とM20の間を通過する経路(地平座標)

 火星との間隔はそれぞれ0.7度と0.8度と、1度を切る大接近です。天体望遠鏡を使った眼視観測たけでなく、天体写真の良い被写体となることでしょう。

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