4月20日は木星が西矩になります。西矩とは、地球から見た惑星が太陽の西側へ90度離れることです。
太陽系の図をご覧ください。太陽と地球、地球と木星が作る直線のなす角が、90度になっています。西矩なった頃の惑星は、日の出の頃に南中します。
地球と木星と太陽の位置関係 |
木星が見える位置 |
上の星図をご覧ください。木星は朝の3時半ごろ、南東の空に見えます。ひと頃に比べて、たいぶ見やすくなってきましたね。木星の左側には、26日に西矩となる土星も見えます。
この後木星は、7月14日の衝を目指して南中時刻が早まってきます。それとともに観測できる時間が伸びますし、地球との距離も縮まります。西矩は「そろそろ観測条件が良くなるよ」というサインなのです。