7月12日の夕方、大接近中の金星と火星に月が接近します。
下の星図は7月12日の19時50分ごろ、西の方角を眺めたようすです。最も高度が低いのは金星で、8.6度です。火星は金星とほぼ同じ高度で、横に並んでいます。両者の間隔は0.8度と大接近状態で、ここへ月齢2.4の細い月が近づきます。月と金星の間隔は2.5度、月と火星の間隔は3.2度となっています。狭い範囲に3つの天体が集まるのは見ものです。
月の形 |
なお、金星と火星はこの翌日、0.5度を切るところまで近づいて最接近します。さらにその翌日の14日も0.7度と、大接近状態が続きます。