天王星から見た星座

天王星から見た星座天王星の特徴の1つにその自転が変わっている点が挙げられます。自転軸が公転軌道面スレスレまで傾いている、つまり横倒しになって自転しているのです。

右の絵は天王星から見た北の空です。へびつかい座のη星が北極星としてほぼ真北に輝いています。

この北極星の東側(右側)には、北東の空で高度を下げつつあるさそり座がみえていますが、明石に相当する天王星上の観測地点では周極星となり、1日中沈まない星座となっています。

ここでお気づきでしょうか。「北東の空で高度を下げつつあるさそり座」と表現しましたが、どうして北東の空なのに、「上げつつ」ではなく「下げつつ」となるのでしょうか。それは天王星の自転の向きが地球の場合とは逆向きなためです。天王星以外でも金星と冥王星が自転の向きが逆向きになっています。


このページの絵は「天文ソフト つるちゃんのプラネタリウム」のフリー版で描いたものです。
※つるぷらでは天王星も含めて、水星、金星、火星以外の惑星の場合は表示の観測地点で必ずしも表示された星空が見えているとは限りません。しかし同じ緯度で経度が異なるどこかの地点で同じ星空が見えているはずです。