ビクセン(Vixen)の特徴を教えてください

 ビクセン(Vixen)は1949年に設立され、1966年から天体望遠鏡を発売している会社です。また、ビクセンは天体望遠鏡だけでなく、双眼鏡やフィールドスコープ、顕微鏡なども幅広く製造しています。

 つるちゃんが天体観測に興味を持ち始めた1980年代前半頃は、ビクセン、ミザール、アストロという3社が天体望遠鏡販売でしのぎを削っていました。しかし、鏡筒を自由に組み替えることができる赤道儀、ステラガイドやスカイセンサーという現在の自動導入の前身となる装置など、独自でユニークな商品を次々と生み出して、他社を次第にリードしていきました。

 現在のビクセン製品は、入門者からベテランにまで、最も幅広く支持されていると言っても過言ではありません。それというのも天体観測マニア向け製品と比べて、格段にコストパフォーマンスに優れているからです。またラインナップが幅広いので選択肢が広がる上に、鏡筒を載せかえられる赤道儀や星図の出る自動導入装置など、商品作りでも一歩リードします。しかしながら、本格的に天体写真を撮影されるようになると、他社製品へ乗りかえていく方もおられるようです。トータル的に言えば、マニア受けしないけれども、コストパフォーマンスの高い望遠鏡を作るメーカだということができます。この辺が、つるちゃんがビクセンをオススメする最大の理由です。