三脚についているプレートは何ですか

 天体望遠鏡の三脚には、よく三角形や円形をしたプレートが取り付けられています。これは、基本的には天体望遠鏡の加重によって三脚が不用意に開いてしまって転倒することがないように、三脚の開く位置を固定するためのものです。これによって三脚の脚は最も安定した開き方で固定されます。

 しかし、このプレートには別の役割があります。天体観測では、とにかく物を置く場所がなくて困ります。かといって、チリやホコリを嫌う接眼レンズなどの付属品を、直接地べたへ置くわけにもいきません。そんな時にプレートが活躍します。プレートに接眼レンズをはめ込むための丸い穴が開いていたり、付属品ボックスを取り付けることができるようになっていたりします。まさに、一石二鳥というわけですね。