天体望遠鏡の架台のうち、赤道儀は経緯台に比べて星を追尾するのが楽だと言われています。それは、経緯台の場合は地面に対して水平方向と垂直方向へ２つ同時に動かさなければならないのに対し、赤道儀の場合は赤経方向と呼ばれる１方向だけ動かせばよいからです。赤道儀の軸（極軸という）を地球の自転軸と平行に合わせ、この軸を中心に回転させることによって星を追尾することができるのです。
赤道儀の極軸を正確に合わせた上で、モータードライブと呼ばれる電動で動かす装置を使うと自動で星を追尾することができます。眼視観測はもちろんのこと、長時間の露出が必要な天体写真撮影にも向いています。
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