天体観測の必需品をそろえよう

天体観測に必要なものとは

 惑星の位置を確認したり、星座を観察したり・・・。天体観測というと、いろいろな道具をそろえなければならないように思いますが、肉眼で天体観測を行う場合に限っていえば、必需品はそれほど多くありません。それだけに、ぜひともそろえてくださいね。

星座早見盤星座早見盤

 右の写真が星座早見盤と呼ばれるものです。日付と時刻の目盛をあわせると、中央の楕円形の中に星空が現れるようになっています。これを使うと、いつどのうよな星座が見えるのかを知ることができます。軽くて携帯性に優れている上に安価なものですから、天体観測の入門者はぜひともそろえておきたいアイテムです。

星図星図

 星座早見盤は星座が見える位置を確認するのに重宝しますが、星の位置を詳しく調べたり、暗い天体の場所を確認するのには物足りません。そんなときには星図を使います。

 星図は天球をエリアごとに区切って、星の位置や名前、星雲・星団などが書き込まれています。星図は暗くて肉眼では見えない天体の位置や名前を調べるときに便利です。双眼鏡や天体望遠鏡を使って天体を探す人にとって星図は必需品になりますが、パソコンで天文ソフトを使うことでもOKです。

懐中電灯

 天体観測は夜間に光の少ない場所で行いますから、本や星図を見るための懐中電灯を用意しておきましょう。懐中電灯を使いながら両手を使いたいという方は、ヘッドランプ式のものもオススメです。ただし、光が強烈なものはせっかく開いた瞳孔を収縮させてしまいますから、光が弱いものを選びましょう。それから、赤い光は他の色の光に比べて目への負担が小さいので、赤いセロハンで覆っておくのがよいと思います。

防寒着

 「防寒着なんて冬だけのもの」と思われるかもしれません。しかし、真夏でも夜間は意外と冷え込みます。ましてや寒い季節になるとなおさらで、防寒対策が不十分だと余儀なく撤退なんてことにもなりかねません。防寒着はもちろんのこと、手袋やカイロなど、季節を問わず防寒対策はしっかりしておきましょう。

購入は、買っちゃおう 天体観測用品のページからどうぞ