筒内気流(とうないきりゅう)

反射式天体望遠鏡の場合、鏡筒の前面が開いている形式があります。このため、鏡筒の内部と外気温との温度差があると、空気が動いて気流が起こります。これを筒内気流といいます。

筒内気流は星像を乱します。天体観測の際に像がユラユラと揺れて、惑星の細かい模様や2重星などを観測しにくくなってしまいます。

反射式天体望遠鏡の筒内気流を防ぐため、通常は30分から90分くらいの間、鏡筒を外気温になじませてから天体観測を開始します。

関連用語:反射式天体望遠鏡

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