天体観測をするのに、どうして星座を覚える必要があるのでしょうか。それは、天体観測をする人にとって、星座は全てのキホンだからです。例えば星の名前を言い表すのに、「ふたご座γ(ガンマ)星」のように、星座名をつけて呼ぶことがあります。また、天体の位置を言い表すのに、「火星はふたご座の足元付近に見える」というよな言い方をします。天体観測をする人はこれを聞くと、「ああ、大体あのあたりか・・・」と想像がつくわけです。
星座は全天で88個もあります。これらをやみくもに覚えても、カメレオン座のように南半球でしか見られない星座もありますし、ろくぶんぎ座のようにマイナーな星座もあります。ですから、すべての星座を覚える必要はないのですが、主な星座は覚えておきましょう。例えば、星占いに出てくる黄道12星座や明るい星座、有名な天体がある星座は覚えておくと何かと約に立ちます。
星座には目印となる明るい星があったり、星の配列に特徴があったりしますから、これを目印にして星座を見つけましょう。例えば、おうし座はオレンジ色をした1等星アルデバランを目印にすると良いでしょうし、ペガスス座は大きな四角形がよく目に付きます。それぞれの星座の特徴は、四季の星座を参考にしてください。
それから、つるちゃんが書いた天体観測の達人という本があります。これは星座を見つけられるようになるための本です。夜空をイメージした絵と実際の夜空とを比較しながら星座を探し出すことができるので、星座入門のあなたにピッタリですよ。(おもいっきり宣伝してるなあ・・・)
※この本は発売終了により通常の書店などでは購入できません。中古本等をお買い求めください。
最後に、つるちゃんが選んだ「覚えやすくておトクな星座25」をピックアップしましょう。覚えやすい星座や、有名な星や天体を含んでいて話題に事欠かない星座ですから、ぜひとも覚えてくださいね。
北天の星座 | おおぐま座 こぐま座 カシオペア座 |
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春の星座 | しし座 おとめ座 うみへび座 うしかい座 かに座 |
夏の星座 | さそり座 いて座 こと座 はくちょう座 わし座 へびつかい座 |
秋の星座 | ペガスス座 アンドロメダ座 ペルセウス座 やぎ座 みなみのうお座 |
冬の星座 | オリオン座 おうし座 ふたご座 おおいぬ座 こいぬ座 ぎょしゃ座 |