しぶんぎ座流星群が極大 2004年1月4日

 天文ファンの年初めは、しぶんぎ座流星群の観測で始まります。輻射点のあるりゅう座付近に、昔はしぶんぎ座という星座があったため、しぶんぎ座流星群は別名りゅう座ι(イオタ)流星群とも呼ばれています。しぶんぎ座流星群は3大流星群のひとつに数えられ、うまくすれば夏のペルセウス座流星群にも負けないくらい活発な出現を見せてくれる流星群です。

※しぶんぎ座流星群の別名となるりゅう座ι流星群の名前にιがついているのは、10月に活動するりゅう座γ(ガンマ)流星群(一般にはジャコビニ流星群と呼ばれる)と区別するためです。

1月4日4時30分 しぶんぎ座流星群の出現イメージ

1月4日 しぶんぎ座流星群出現イメージ

しぶんぎ座流星群には次のような特徴があります。

 ・極大のピークが鋭い。言い換えると、ピークから外れると、出現数は減ってしまいます。
 ・ですから、当たり外れの大きい流星群といえます。
 ・やや速い速さで流星は流れます。
 ・最大で1時間当たりに20個から50個くらいの流星が見えます。
 ・明け方が輻射点の高度が高くなり、観測に有利です。


 今年は月齢11の大きな月が朝方4時前後まで沈みませんので、月明かりの影響がなくなる4時頃以降、薄明の始まる5時半頃までが勝負となります。残念なことに、極大の時刻は4日の昼過ぎごろとなる見込みですので、例年よりも出現数は少なめになってしまうかもしれません。

 正月明けの未明頃、最も冷え込む時間帯になりますが、流星の天体観測、がんばってくださいね。

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(そういうお前は観測するんやろな?)
つる:−−>当然、・・・・・・・、・・・・・・・。寝てる!
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