ペルセウス座流星群が極大 2003年8月13日

 今年もやってきます、ペルセウス座流星群。しかし、今年の場合、極大となる12日夜から13日未明にかけては、明るく大きな満月があり、一晩中夜空を照らしているので、流星観測には最悪の条件です。暗い流星のほとんどは月明かりにかき消されてしまって、あまり多くの流星は望めないでしょう。

 輻射点が高く昇ってくる、0時以降から明け方までが見やすい時間帯となります。実際に観測する場合は、月明かりが直接視界に入らないように、建物の影に入るなどして工夫しましょう。寝転んで観測する場合は、頭の方向を月のある側に向けるだけでも随分と違ってきます。

 流星は下の絵のように、秋の星座のペルセウス座を中心として夜空の全方向へ飛びます。ペルセウス座流星群だからといって、ペルセウス座にしか出現しないわけではないので注意してください。

8月13日3時 全天のようす

8月13日3時 流星出現イメージ