しし座流星群が極大 2007年11月18日

月の条件は良、期待せずに観測

 今年もしし座流星群がやってきます。しし座流星群と聞くと流星雨のイメージがあり、大出現してくれそうな期待があるのですが、母彗星のテンペル・タットル彗星は地球からすっかり遠ざかり、日本でしし座流星群が大出現した2001年からも6年が経ちました。知名度の高さとは裏腹に、母彗星が地球へ近づいた時以外は低調な出現しか見せてくれないことが多い流星群だけに、大出現どころかさみしい流星群で終わってしまう可能性が高いと言わざるを得ません。

 しかしながら、今年極大となる11月18日は上弦ですから、しし座が昇ってくる夜半以降は月明かりもなく良い条件です。非常に速くて明るい流星が多いだけに、グッと心に残る流星を見ることもできるのではないでしょうか。しっかりと防寒対策をしてしし座流星群の天体観測というのも悪くありません。期待し過ぎずに・・・。

2007年11月18日 しし座流星群の出現イメージ