しし座流星群が極大 2008年11月17日未明、18日未明

低調なしし座流星群

 近年は低調な出現に落ち着いているしし座流星群ですが、昨年は1時間あたりに最大で10個出現するかしないか程度の低調さでした。この流星群は33年周期で活動すると言われており、次回の活動期まで20年以上もあるため、当面出現数が少ない状態が続くと考えられます。おまけに今年は極大が18日18時頃と予想され、日本での極大は17日未明と18日未明の2日間に分散してしまいます。さらに悪いことに、17日未明の場合は月齢18.8、18日未明の場合は月齢19.8という太い目の月があって、輻射点が昇っている時間帯は月明かりが夜空を照らします。ということで、残念ながらあまり期待できないかもしれません。

しし座流星群の出現イメージ

しし座から放射状に出現するが、観測できる流星数は少ない見込み