いっかくじゅう座

南の空に高度50度で南中する日時のめやす

1月1日0時、2月1日22時、3月1日20時

いっかくじゅう座の見え方

いっかくじっゅう座の見え方

いっかくじゅう座付近の星図

いっかくじゅう座

姿を描きにくい星座

 いっかくじゅう座はこいぬ座プロキオンおおいぬ座シリウスの間にあります。いっかくじゅう座は暗い星ばかりで、一角獣(いっかくじゅう)を見出すのは難しく、星座としては今ひとつおもしろみがありません。いっかくじゅう座はドイツのヘベリウスが作った星座です。

一角獣は想像の生物

 いっかくじゅう座の一角獣は想像上の生物です。体は馬ですが、一本の長い角を生やしています。また。角は病気を治したり解毒する力があるということです。

バラ星雲(NGC2237)バラ星雲 NGC2237

 ε星の東にはNGC2244という散開星団があります。空の状態が良い夜にこの星団付近を見てみますと、肉眼でも薄くボーッとした光に包まれていることがわかります。双眼鏡ではこのようすがよりハッキリとわかりますが、天体望遠鏡になると倍率が高くなり過ぎて、淡い光は薄れて見えなくなってしまいます。

 このボーッとした光が有名なバラ星雲(散光星雲・NGC2237)です。写真では赤いバラの花のように写ることからこのように呼ばれています。