星座(せいざ)

肉眼で見えたままの恒星の並びを人物、動物、道具などに見立てて名づけたものを星座といいます。古代からさまざまな星座が考えられてきましたが、現在では88の星座があります。星座占いにでてくる黄道12星座は有名ですが、なかにはカメレオン座、はえ座、ポンプ座などちょっと首をかしげたくなるような星座もあります。

天体観測をはじめようとすると、何を置いてもまず星座を覚えることから始めなければなりません。といっても、88もの星座すべてを覚える必要は全然なく、代表的な明るい星座を覚えておけば、大体は事足ります。無理に覚えようとせずに、ギリシャ神話などを思い浮かべながら星座をたどってみるのも一興です。

地球が公転しているため、星座は日にちが経つと同じ時間に見てもその位置がどんどん変わっていきます。同じ位置に見ようと思えば、1日経つと約4分早い時間に見なければなりません。ですから半月で1時間、1ケ月で2時間早い時間帯に見えることになります。例えば4月1日22時に南中する星座は4月16日の21時、5月1日の20時に南中します。このことを覚えておくと何かと便利です。


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