軌道(きどう)

惑星や彗星などの天体はケプラーの法則に従って楕円軌道に沿って太陽の周りをまわっていますが、楕円軌道とひとことでいってもさまざまです。

まず大きさです。水星は最も小さく太陽に近い軌道をまわりますが、冥王星は地球−太陽間の40倍の大きな軌道をまわっています。

地球や金星のような円に近い楕円軌道もあれば、ハレー彗星のように細長い楕円軌道もあります。ひしゃげた度合いに応じて離心率を0から1の間で表します。まれに彗星では1となる放物線軌道や1以上の双曲線軌道となる場合もあります。

惑星の場合はだいたい地球の公転面と同じ面を公転していますが、小惑星や彗星などは軌道が大きく傾いているものがあります。この傾きを軌道傾角といい、地球の公転面に対する傾きを角度であらわします。

その他、近日点黄経、昇交点黄経という軌道要素により軌道は1つに決定されます。


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