エンケ彗星とは
彗星といえばハレー彗星が有名ですが、エンケ彗星はハレー彗星に次いで、2番目に周期彗星として登録された彗星です。それというのも、最初にエンケ彗星が観測されたのは1786年のことで、歴史が古く、以降69回も出現している彗星だからです。
ドイツの天文学者ヨハン・フランツ・エンケ (Johann Franz Encke) は、過去に現れた彗星が同一の彗星であることをつきとめ、その功績によってエンケ彗星と名づけられています。エンケ彗星は、11月に見られるおうし座流星群の母彗星としても知られています。