パンスターズ彗星から太陽の方向を眺める

 パンスターズ彗星へ飛び乗って太陽系を眺めてみましょう。ここでは太陽が常に画面中央に見えるように、方向を固定しています。2013年の年初、パンスターズ彗星は太陽から1.6AUの距離にあり、火星軌道よりも少し外側にいます。しかしここから、一気に太陽へ近づいてきます。

 太陽へ近づくにつれて、太陽系で一番内側を回る水星の軌道が大きく見えるようになります。視野いっぱいに広がったあたりで、座標軸(Z軸)に近づいて太陽を真下(南側)から見上げる形になり、わずかの移動でも視野全体が大きく回転します。その後はパンスターズ彗星が地球軌道面を横切ることから、いったん太陽系を真横から眺める格好になります。

 地球軌道面を横切った後、今度は北上を始め、太陽系を上から(北側から)眺めるようになります。それと同時に太陽から離れていき、水星、金星、地球など惑星の軌道が、次第に小さくなっていきます。そして、パンスターズ彗星が太陽から1.0天文単位離れた位置までくると、アニメーションは終了します。

太陽の方向を眺めたアニメーション

 つるちゃんのプラネタリウム パンスターズ彗星のアニメーション