つるちゃんの天文カレンダー Ver 2.4.6 変更点
2021年4月に「つるちゃんの天文カレンダー」をバージョンアップしました。今回は主に天文現象や暦関係の表示追加と、2021年に延期となった東京オリンピックに関係した祝日対応、そして若干の不具合対応です。
※Windows7/8/10 への正式対応は行っておりませんが、多くの機種で動作するのではないかと思われます。
旧バージョン2.4.5 と 新バージョン2.4.6 の違いは次のとおりです。「つるちゃんのプラネタリウム シェア版」のプラグイン機能も同じ対応を行っています。
[ 凡 例 ]
区分欄 新規: 新規の機能追加
追加: 従来機能への機能追加
修正: 従来機能の修正
訂正: 不具合対応
削除: 機能の削除
番号 区分 変更項目 内容 1 追加 スーパームーン スーパームーン(*)となる満月の場合に「スーパームーン」と表示
*スーパームーンは天文用語ではなく定義が存在しないため、次の2点を同時に満たす満月をスーパームーンと呼ぶことにしている。
・満月の時刻に月の位置が、地球と月の平均距離よりも7%以上近い位置にある
・満月の時刻が地球と最接近する時刻の前後12時間程度以内である
2 追加 内惑星の最大高度表示 日の出または日の入り時刻における内惑星および彗星の高度が、最も高くなる日を表示
※高度変化に乏しい時期の場合は、数日ずれることがある
3 追加 月が最近・最遠となった時の表示 (1) 月の平均距離を1とした場合の距離を追加(下の例では0.951の部分)
(2) 視直径を表示する単位を0.1分から0.01分に変更(下の例では32.70'の部分)
4 追加 暦注下段の一部追加 旧暦情報の下段に書かれる暦注のうち、「天赦日」「大明日」「受死日」「十死日」を旧暦カレンダーに追加 5 追加 節分の恵方 節分の恵方が表示されるようになる(No.7 の画像参照)
対象
・観測データ
・つるちゃんの天文カレンダー プラグイン機能(シェア版のみ)
6 修正 祝日移動 2021年の東京オリンピック開催に伴う祝日移動に対応
・7月22日は海の日
・7月23日はスポーツの日
・8月08日は山の日(翌日は振替休日)
7 修正 24節季と雑節の時刻計算と表示 (1) 24節季の時刻計算をする際に、内部で分まで求めることにより精度を向上(数分の誤差あり)
(2) 24節季と雑節が23:30〜23:59となる場合に翌日0時と表示していたのを、当日の24時と表示するようにする。これにより、2021年の立春が「2月4日0時」と表示されていたのが、「2月3日24時」となる
8 修正 流星群の極大時刻計算方法 流星群の極大時刻を計算する際の精度を向上
9 修正 一部流星群で極大の太陽黄経修正 しぶんぎ座流星群が極大となる太陽黄経を修正
10 修正 月の呼び名 (1) 従来は月齢で判定したのを、一般的に用いられる旧暦日付による判定に変更
(2) 表示される月の呼び名を全体的に改変
※月の呼び名は従来よりも1日程度の差が生じる
※呼び名である「上弦の月」などは、月の位相による「上弦」と比べ、最大2日の差がある
11 修正 出没時刻計算の速度向上 天体の出没・南中時刻を計算する際の計算速度が向上
12 訂正 最北・最南現象の表示順 「最北・最南・赤道通過」をチェックした場合、最北または最南となる現象が時刻順に並ばない不具合を修正
13 訂正 日食・月食表示 設定した観測地点では見られない日食・月食が、一定の条件下で表示される不具合を修正