(2)金星の満ち欠け

金星は約1年7ヶ月の周期で満ち欠けをします。

これは金星が地球より内側の軌道を回る内惑星であるためです。

地球と金星の位置関係によって見え方が違ってきます。下の絵は金星の満ち欠けの例(20日間隔)です。

金星の満ち欠けの例


大きさ

 ・地球と金星の距離が近づくほど大きく見えます。

 ・地球と金星の距離が離れるほど小さく見えます。

光る方向

 ・太陽の見える側が光って見えます。

 ・太陽と反対の側は影になって見えません。

説明(右図)

(1)の位置の金星地球と金星の位置関係 丸い金星の例

・金星は太陽の光を全面に受けるので、真ん丸に見えます。
・地球との距離が最も遠いので、金星は最も小さく見えます。

(2)の位置の金星 丸みを帯びた金星の例

・太陽の光を斜めから受けて、光の当たる部分が多く見えるので、真ん丸よりは少し欠けて見えます。
・太陽は金星の右側にあるので、金星の右側が光って見えます。
・地球との距離が比較的遠いので小さく見えます。

(3)の位置の金星 半月形の金星の例

・太陽の光を真横から受けるので、半月形に見えます。
・太陽は金星の右側にあるので、金星の右側が光って見えます。
・地球との距離が中くらいなので、中くらいの大きさに見えます。

(4)の位置の金星 三日月形の金星の例

・太陽の光を斜めから受けて影の部分が多く見えるので、三日月形に見えます。
・太陽は金星の右側にあるので、金星の右側が光って見えます。
・地球との距離は近いので、大きく見えます。

(5)の位置の金星 新月のような金星の例

・太陽の光が当たっていない影の部分を見るので、金星は真っ暗で見えません。
・地球との距離は最も近いので、最も大きく見えます。

(6)の位置の金星 半月形の金星の例−2−

・太陽の光を真横から受けるので、半月形に見えます。
・太陽は金星の左側にあるので、金星の左側が光って見えます。
・地球との距離が中くらいなので、中くらいの大きさに見えます。



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