太陽の南中時刻が季節によって変化するのはなぜですか

えっ、太陽の南中時刻はお昼の12時じゃないのか? そう思われる方が多いかもしれません。太陽が12時に南中するのは、明石をはじめとした東経135度線が通る地点だけなのですが、その明石でも12時に太陽が南中するとは限りません。

その理由は地球の公転軌道に関係しています。地球の公転軌道は真円ではなく円に近い楕円です。惑星の公転速度は、太陽へ近づくと速くなり、遠ざかると遅くなります。

地球が太陽に最も近づく1月頃には地球の公転速度が早くなるので、地球から見た太陽の位置は、地球が円軌道の場合の位置(もちろん仮定の位置です)と比べて、少しずつ東の方角へずれていきます。逆に、太陽から遠ざかる頃には、先と反対の方(西の方角)へずれていきます。

こうして、東の方角へずれた時は太陽の南中時刻は12時よりも遅くなり、西の方角へずれた時は12時よりも早くなります。明石の場合を例にしますと、12時をはさんで前後15分程度ずれるようですよ。


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