南斗六星

南斗六星の見つけ方

 夏の真っ盛りの頃、宵の空を見てみましょう。下の星図は8月1日21時の例です。南の方向を見てみますと、赤い1等星のアンタレスのあるさそり座がまず目にとまります。その東(左)の方に目をやってください。北斗七星とよく似た星の配列があることに気づくでしょう。この配列は6つの星でできているので、北天の北斗七星に対し、南斗六星と呼ばれています。

 南斗六星は黄道12星座のひとつであるいて座の一部です。北斗七星と比べると暗い星が多く、また大きさも小さいのでイマイチ迫力に欠けるのも事実ですが、なるほど、南斗六星は北斗七星とよく似ているなあと感心させられます。空が暗い観測地から、一度ご自分の目で確認してみてください。

南斗六星:いて座の一部、夏の南の空

南のかじ星

 北斗七星は舵に見立てて「かじ星」と呼ばれることがありますが、南斗六星はこれに対して「南のかじ星」と呼ばれます。また、他方によっては「北の大かじ」に対して「南の小かじ」と呼ばれるそうです。


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