M97(ふくろう星雲)M97  おおぐま座の惑星状星雲(ふくろう星雲)

メシエ
番号
NGC番号 愛称 星座 種類 赤経 赤緯 等級 視直径 大きさ
(光年)
距離
(光年)
M97 NGC3587 ふくろう星雲 おおぐま座 惑星状星雲 11h14m.8 +55゜01’ 11.2 3.4’×3.3’ 7.34×7.20 7460



おおぐま座β星からγ星方向へたどる

位置・特徴

 おおぐま座北斗七星のβ星からγ星の方向へ視野を2度強ほどずらすと、ふくろう星雲の異名を持つ有名なM97があります。近くには銀河(小宇宙)のM108もあります。星雲の中に2箇所の暗い部分があって、ふくろうの顔にそっくりなことから、ロス卿が「ふくろう星雲」と名づけました。

双眼鏡での見え方

 小さく暗いので、双眼鏡では歯が立ちません。

天体望遠鏡での見え方

 空の状態が悪いと見つけるのは困難です。逆に空の状態が良いと、星雲の明るさのわりには見つけやすい天体です。大きさが小さいので低倍率では恒星がにじんだように見えます。倍率を高くするとふくろうの目に相当する2つの暗部が見えてきます。しかし、小口径ではここまではとても無理で、星雲の中に濃淡があるところまでわかれば上々です。
 近くに10等級のM108という小宇宙が見えますが、こちらは細長い形をしているので見間違うことはありません。データ上はM108の方がM97よりも明るいのですが、見た感じはM97のほうが明るく見えます。

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