七夕は満月 2009年7月7日

今年の七夕は満月

 7月7日は七夕。1年に1度、織姫星と彦星が会うことの許されたこの日は、多くの人が夜空を見上げることでしょう。そして、「これは織姫星」「あれは彦星」と指差しながら、夜空に思いを馳せる方も多いのではないでしょうか。

 しかし、今年は残念ながら満月です。たかが月と思われるかもしれませんが、満月となると、太りきった月が夜空を明々と照らし出し、周囲の星の光が弱められてしまいます。本来ならば田舎へ行くと夏の天の川も見られるはずなのですが、今年はちょっと難しそうです。

 しかも今年はただの満月ではなく、半影部分月食が起こるというおまけつき。ですが、こちらは半影なので肉眼では観測することが難しく、ぜんぜんメリットになりません。

 余談はそれくらいにして、東の空を見上げましょう。空の中ほどよりもずっと高い位置に白く明るく輝く星が見つかります。これはこと座のベガ、つまり織姫星です。そこからずっと右下の方、月のある方向へ視線を移すと彦星が見つかります。彦星はわし座の1等星で、アルタイルと呼ばれています。今年は満月でちょっと条件が悪いですが、せっかくの七夕さんですから、下の絵を参考にして七夕の星を探してみられてはいかがでしょうか。

東の方角、空の中ほどに注目しよう
東の空を見上げよう


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