七夕に夜空を見上げよう 2010年7月7日

東の空を見上げよう

 2010年もやってくる七夕。21時頃に東の空を見上げると、七夕の星たちが見えます。織姫星や彦星は実在する星で、織姫星はこと座のベガ。そして彦星は、わし座のアルタイルのことです。両方とも明るい1等星ですからよく目立っていて、都会の夜空でも見つけられるでしょう。特にベガは1等星よりも明るい0等星ですから、まわりの星よりもひときわ明るく輝きます。

 2010年の場合は月明かりがありませんから月の光に邪魔されず、七夕の星たちや天の川を存分に楽しむことができます。七夕の星たちの詳しいお話は、七夕祭りに見る星座 彦星(牽牛星)と織姫星のページを参照してください。

七夕の夜に東の空を見上げよう

西の方角も見てみよう

 七夕の星たちに気をとられてしまうのはしかたありませんが、せっかく夜空を見上げるのですから、ついでに西の方向も見ておきましょう。2010年の場合は金星、火星、土星といった惑星が見えますので探してみましょう。いずれも低い位置に見えますから、時間がたつと西の空へ沈んでしまいます。ですから、少し早い目に見ておくのがポイントです。いずれも1等星以上の明るさがありますから、下の星図を参考に探してみてください。

西の空には惑星も見える



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