目立ち始めた宵の明星 2004年1月以降

 2003年の11月後半頃から、宵の西空で明るい星が目に付くようになってきましたが、これは金星です。金星は年が明けた頃から次第に高度を上げてきて、日の入り時刻での金星の高度は30度を超えてくるようになります。こうなると人目につきやすくなり、金星が非常に明るいのも手伝って、天文台などでは「日の入り後西の方向に明るい星が見えるのは何ですか」といった質問が増えてくるのもこの頃です。

 下の絵からもわかりますように、1月頃の金星は西の空というよりは南西の空に見えています。これが、2月、3月と進むにつれてジワリと高度を上げながら真西の方向へと移動していきます。観測する時刻を決めて、定期的に金星の位置変化を追ってみるという天体観測もおもしろいと思います。

 年が変わってしばらくしたら「金星を見よう特集」でもやってみようかなと思っているのですが、いいかげんなつるちゃんのことですから、あまり期待しないでお待ちください。

日の入り時刻における金星の位置変化
1月18日5時 さそり座δ星食 南東の空のようす

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(金星特集をやるってほんまか)
つる:−−>さあ・・・。
(なんや、やらへんのんか)
つる:−−>さあ・・・。
(真面目に返事せえよな。 おっ、このチョコレートうまいぞ)
つる:−−>ほんまや、うまそー!!
(こういう時は真面目に返事しよる)
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つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド 2004年