土星が衝 2007年2月11日

土星が観測好機

 土星は29.5年の公転周期を持つ惑星ですから、30年をかけて星座に対して西から東へとゆっくり移動していきます。昨年はかに座に見えてプレセペ星団と接近したりして話題を振りまいた土星ですが、今年はしし座の東側(右側)あたりに見えます。
 そんな土星ですが、2月11日にとなります。衝の頃の惑星は真夜中に南中するのでひと晩中観測をすることができる上に、地球との距離も近づいているので、2重の意味で観測の好機といえます。

つるちゃんの3D太陽系(シェア版)による太陽系の様子
土星が衝の頃の太陽系の様子

 衝の頃の土星は−0.4等星の明るさですから、1.4等星のレグルスよりも1等級ほど明るく光り、地味なおう土色をしています。まだ見たことがないという方は、20時頃、下の絵を参考にしながら東の空を探してみましょう。また、天体望遠鏡を使えば土星の縞模様や環を確認することができ、天体観測の楽しさを満喫することができますよ。

2月11日 土星が衝
2月11日 土星が衝


つるちゃんのプラネタリウム トップへ戻る 天体観測ガイド2007年へ戻る