金星が見やすくなってくる 2008年11月以降
高度を上げてくる金星
金星は6月9日に外合となり、その後は夕方の西空で低い位置にじっとてしていました。そんな金星も11月に入ると、日の入り時点での高度が20度を超えてきて、次第に人目につくようになってきます。宵の明星、明けの明星の異名を持つ金星だけに、その明るさはとても明るくて−4等に達します。南西の空で低い位置に目を向けると、妙に明るく輝く星を見つけることができるでしょう。
夕空で次第に目立ってくる金星
下の絵のように、金星は11月に入ると次第に高度を上げてきます。11月中旬になると日の入り時点での高度が20度を超えます。その後はさらに高度が上がってきて、年末には35度くらいまで高くなります。そしてこの頃になると、見える位置もさらに南の方へ寄ってきて、西というよりも南の空に近い位置まで移動します。
日の入り時刻における金星の位置