水星が西方最大離角 2010年1月27日

水星が太陽から離れる

 内惑星が太陽から西側へ最も離れることを西方最大離角といいます。西方最大離角は水星の場合、年に3回起こります。このうち最初の西方最大離角が1月27日に起こります。下の絵は東京で日の出から40分前、南東の空のようすです。水星は0等級の明るさで高度9度弱の位置に見えます。高度が低いため、地球大気による減光の影響を受けてしまって、ちょっと見づらくなります。しかも日の出から40分前といえば、周囲は明るくなり始めていて、暗い星はもちろんのこと、1等星も見づらいような状態ですから、0等級の水星といえども相当に見つけづらくなります。そんなわけで、できれば双眼鏡を用意しておかれた方が良いでしょう。
 水星は1月27日しか見れないわけではなく、前後数日間は似たような状態が続きますから、地平線近まで晴れ渡った日をねらって水星探しにトライしてみてください。

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