金星と火星が近づく 2010年8月19日

1.9度まで近づいて並ぶ

 2010年7月末頃から夕方の西空が大変にぎやかでしたが、そのフィナーレを飾るのが8月19日に起こる金星と火星の接近です。接近といっても最も接近する14時頃でも1.9度の間隔ですから、大接近といったたぐいのものではありません。

 下の星図は東京での日の入り時刻から50分ほどが経過した西空の様子です。明るい金星の上方に1.5等の赤い火星が見えます。高度が10度あまりしかない上に空がまだ明るいため、わかりづらいことが予想されますから、双眼鏡を併用した天体観測をおすすめします。右側には0.3等の土星もありますから、こちらも確認しておきましょう。

8月19日、東京、日の入りから約50分後  金星と火星が上下に並ぶ

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