夜明け前の東天で月がすばるに近づく 2011年7月26日

 すばるといえば、おうし座の中にある肉眼でも見える大きな散開星団です。すばるは天の黄道近くにあるため、月や惑星が近くを通り過ぎることがあります。例えば2011年の場合ですと、4月7日の夕空で月が近づきました。その後しばらくは、太陽と同じ方向に見えたこともあって話題がなかったのですが、ここへきて夜明け前の東天で高度を上げてきました。そして7月26日には東京の場合で3度弱まで、月がすばるに近づきます。月がやや太い目で明るいですから、肉眼では厳しいかもしれません。しかし双眼鏡を使えば両者が並んだ美しい姿をとらえることができでしょう。




月の形

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