西矩の土星に月が近づく 2012年1月17日

 夜明け前の東天で高度を上げて見やすくなってきた土星は、1月17日に西矩となります。西矩とは惑星が太陽から西側へ90度離れることです。西矩になると日の出頃に惑星が南中するようになり、そろそろ観望期が近づいたサインになります。

 偶然ですが、この日は月が土星に近づきます。もともと土星はおとめ座のスピカの近くにいますから、これら三つの天体が緩やかに接近した格好になります。11月にも3者が近づきましたが、この時よりもスピカから土星と月が少し離れています。そのおかげで正三角形に近い形で近づいていますから、このようすを確認してみてください。




月の形

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