金星が最大光輝 2012年4月30日
金星は太陽系で最も明るい惑星であることはみなさんご存知でしょう。その明るさは−4等級で、暗夜には金星によって影ができるとさえ言われています。そんな金星が2012年4月30日に最大光輝を迎えます。その明るさは−4.5等といいますから、一つの星としては相当な明るさです。太陽、月を除いてこれほど明るい天体は他にありません。
金星の光度変化グラフ
ところで明るくなった金星は日中でも見つけることができます。しかし実際に見るためには少しコツが必要です。特に金星が太陽から十分離れていることや、太陽光が直接目に入らないようにすることは重要です。また、太陽の高度が低い時間帯が狙い目です。下の星図に4月30日16時のようすを示しておきました。これを参考にしながら、日中に金星を肉眼で見ることができるかを一度お試しください。
西へ傾きかけた太陽から、はるか上方に金星が見えるはず
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