半月と火星が並ぶ 2012年5月29日
火星は3月6日に地球へ最接近しましたが、その後は地球から離れてきています。それとともに月初には0.0等だった明るさも、月末には0.5等になって少しずつ暗くなっています。そんな火星へ5月29日に月が近づきます。といっても間隔が開いていますので、見ごたえはそれほどではないかもしれません。実は5月1日にも近づいていたのですが、間隔がかなり開いていた関係で、記事としては取り上げていません。
この日に最も接近するのは、東京の場合で13時28分頃で6.7度の間隔です。しかし実際に見ることのできる宵の頃には、もう少し間隔が開いてしまっています。下の星図のように、21時頃だと西南西の空に見えます。月の形は半月ですから、満月の頃と比べると少しは見やすいでしょう。
21時頃、西南西の空のようす
月の形