金星が西方最大離角 2012年8月15日

 2012年6月6日に太陽面通過をして内合となった金星ですが、その後は夜明け前の東天でドンドンと高度を上げています。そして8月15日には西方最大離角となって、太陽から最も離れる位置へやってきます。

 日の出時刻における金星の高度が最も高くなるのは8月下旬から9月上旬にかけてです。しかし、8月15日の場合でも高度は40度を超えており、人目につきやすい状態となっています。また、この日の金星の出は、東京の場合で1時31分です。明けの明星どころか夜半の明星と言ってもいいくらいですね。

日の出時刻に見える金星の位置
東天での金星は一気に高度が高くなり、8月15日に太陽から最も離れる。

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つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド2012年