ブルームーン 2012年8月31日

ブルームーンとは

 ブルームーンといっても月が特別に青く見えるわけではありません。月に二度満月が起こる場合、二度目の月がこのようによばれています。2012年8月は2日が満月で31日も満月となりますので、ブルームーンとなります。「どうしてそんなことが起こるのだろう」と思われるかもしれませんので、少し説明しましょう。

 月は地球の衛星で約27.3日の周期で地球の周りを公転しています。そして、29日12時間44分の周期で、新月から次の新月へと移り変わります。もちろんこれは、平均するとの話です。この周期は2月を除くと1ヶ月よりも短いですから、稀に1ヶ月の間に満月が2度起こるケースが発生します。1ヶ月が30日の月よりも、31日まである月の方が起こりやすいのは言うまでもありません。最近では2010年3月30日がブルームーンでした。
 

つるちゃんの天文カレンダーによる 8月の天文カレンダー
8月の天文カレンダー

ブルームーンが起こる頻度

 ここでブルームーンについて、少し詳しく調べてみましょう。先にも書きましたように、最近では2010年3月30日の満月がブルームーンでした。その前は2010年1月30日で、その前は2007年6月30日です。それでは今後はというと、次に起こるのは2015年7月31日です。その次は2018年1月31日で、さらにその次は2018年3月31日です。

 このように、長い期間を調べても、少なくとも3年に1度以上の頻度で起こっています。また、2ヶ月後に起こるパターンもあります。2ヶ月後に起こるパターンは1月と3月の組み合わせしかありません。これは、2月が28日または29日ということで、満月を繰り返す29日12時間44分の周期よりも短いため、1月にブルームーンが発生すると、3月もブルームーンになりやすいのです。

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