月と木星が今年一番の接近 2013年2月18日

 木星は今月22日に起こる東矩をひかえ、次第に観測条件が悪くなっているところです。といっても木星の視直径は太陽系最大であり、最も観測しやすい惑星であることに変わりありません。ところで木星をはじめとした惑星には、毎月のように月が近づきますが、2月18日に起こる月と木星の接近は条件が良いものです。両者は東京の場合で21時44分頃に1.2度まで近づきますが、2012年に起こる両者の接近で実際に観測できるものとしては、最も間隔が狭くなっています。

 下の星図は21時30分頃に西天を見上げたようすです。おうし座の1等星アルデバランから遠くない位置で、月と木星が斜めに並んでいます。月齢は8.2で半月よりも少し太っており、右下側が光っています。その右上方向に-2.5等で輝く木星が見えるでしょう。月と木星としては今年一番の接近ということで、ぜひ見逃さないようにしていただきたいと思います。

2月18日21時30分、月と木星が近づいたようす

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