月と木星とアルデバランが集まる 2013年4月14日

 先月の18日は月と木星とアルデバランが正三角形に並びましたが、4月14日には同じ3天体が再び集まります。下の星図は20時に東京から見た西天のようすです。月とアルデバランの間隔は3.1度と接近状態ですが、月と木星の間隔は5.1度ほど開いています。また、木星とアルデバランにいたっては6.6度もあり、だいぶ間隔が開いています。月は月齢4.1で三日月形をしており、右下側が光っています。

 来月になると木星とアルデバランの間隔が開いてしまう上に、高度が下がってきて良い条件で眺めることができなくなります。また木星は、今後アルデバランから離れる一方です。木星が再びおうし座に入ってアルデバランへ近づくのは、およそ12年後のことになります。ですから3天体の競演は、当分おあずけとなります。この機会にぜひ、月と木星とアルデバランが集まるようすをご覧になっておいてください。

20時頃、西の空で月と木星とアルデバランが集まるようす



月の形

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