月と水星と土星が近づく 2013年10月7日

 10月7日、日没後の西空がにぎやかです。月と水星と土星という3個の天体が近づくからです。といっても日没後の高度が低いため、薄明が強く残った夕空で観測する必要があります。実際には月以外を肉眼で見つけるのは難しいかもしれません。

 下の星図は10月7日の日の入りから30分後、西南西の空のようすです。日の入りから30分しか経っていませんから、空はまだまだ明るい状態です。月齢は2.3と三日月より細いものです。水星と土星の明るさは、それぞれ 0.0等 と 1.0等 です。薄明が強くて肉眼では厳しいでしょうから、双眼鏡を用意しておいてください。月と土星は3.6度、月と水星は4.8度、水星と土星は5.0度の間隔ですから、7倍くらいの双眼鏡なら同一視野におさまるでしょう。




月の形

関連記事
  2009年10月16日〜17日 水星、金星、土星へ月が近づく

 天体観測サイト・つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド2013年