月と金星が近づく 2013年10月8日

 10月8日の夕方は、月と金星が5度弱の間隔で並びます。前日は月と水星と土星の3天体が近づきましたが、高度が低くて条件が良くありませんでした。しかし、今日は金星の高度が高い分だけ、ちょっぴり観測条件が良くなります。それになんと言っても金星は明るいですから、肉眼でも十分楽しめそうです。

 下の星図は10月8日の18時30分、東京での日の入りから1時間15分が経過した南西の空のようすです。三日月の左側からやや下方向に -4.2等で輝く金星が見えます。このとき両天体の間隔は4.7度ですから、少し開き気味です。まだ薄明が少し残っていますが、前回9月の条件が今ひとつでしたし、来月も間隔が広くて条件が良くありません。今回の接近を楽しみましょう。




月の形

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